・日本の名随筆集−冗談 河合隼雄 編集 ☆☆ ユーモア人類のもつ最大の長所という点で、ストレス防止とか、心の余裕の源と言う点で、いろんな方の意見が随筆として載っています。この才能を得られれば良いなと思います。
・日本の名随筆集−女心 落合恵子 編集 ・内容は、@古来の、家に尽くす女性を誇りに思う女性と、A現代の自由を手に入れた女性、B女性ならではの感性を示したものの3つに大きく分けて書かれています。

 私的には古来の”家に尽くす女性"の方が、自尊心と言うか、プライドの面でしっかりしていた印象で、自由を手に入れた現代女性は、迷いとか、”自分の事で精一杯”というか、狭い視線で世の中を生きている点で残念に思いました。無邪気な部分は微笑ましいのに・・・
女性心は難しい・・・。

・日本の名随筆集−常識 関川夏央
編集

阿川佐和子さん他
☆☆+  ・常識を定義してみなさいと言われて、幾つか出せるとしても、この本の中には、沢山の”常識”が語られていました。@人や、俗習がその時代にあったものとして決めて来たことであり、時代と共に変化していくものであったり、A相手に失礼の無い、傷つけないある種の「マナー」であったり、B最低限の作法、人間としての品性(挨拶−相手を敬う心(朝ご飯、外出、帰宅)、感謝の気持ち)、謝罪。
 その他、常識に従順する場合のデメリット等、私達が、よりどころにすべき事、考え直す必要なありそうな事が事例を挙げてかかれていて、いろんな見方に驚きました。

 常識を
基準に、自己嫌悪に陥る事は無いし、それが認められる多様性を持つときが来たのかなと思います。

・日本の名随筆集−園芸 柳 宗民 
編集
☆☆☆ ・庭は私の趣味でもあるので、著者の心情が分かり易かったです。植物は生き物。手をかければ、子供の様に成長するが、文句はいわない点や、はかない命故の短期に咲く花への思い、植物の根や種を親類に分ける事での、人付き合いのつながり、植物の個性を人間の個性の様に感じれる点、与えられた環境の中で精一杯生きる純粋さ等、「小さな感動」を思い出すのに良い本でした。

・日本の名随筆集−美談 江国 滋
 編集
☆+ ・美談・・・心を動かす、感動する話を期待していましたが、何故に美談?というお話が多かったのが残念(私の読解力不足かもしれませんが)。ただ、心を動かすキーワードとして思い出されたのは、「純粋さ」「他の人への思いやり」「恩返し」「この世で忘れ去られている良い行い」「無理」「犠牲」・・・横浜の外人墓地の墓碑にかかれている、故人への重いをつづった言葉についての話し、ハンディキャップを持っている人への対応が、時には相手を傷つけている事、無理やり作り上げられる、マスコミによる美談への抗議についてのお話しが印象に残りました。

・あなただけは
  特別な人と
  思われる人の
  共通点
斎藤茂太氏
(精神科医
医学博士)
 新講社
☆☆+ ・悩み相談などで、よく来る「お友達とは」「自己嫌悪」「友人の作り方」「相手への思いやり」を、精神医さんの立場で、分かり易く書かれた本です。
 
相手の立場で、物事を考えてみる、自分を縛っている基準は正しいのか、勝ち負けにこだわるおろかさ、自分の個性の認め方、自信を失わないようにするには・・・など、自己嫌悪になり易い人、友人に振り回されている人にとても役立つ解釈や情報が満載です。
・はじまりコレクション1
・・・いわゆる起源について
チャールズ
バナティ著

 フォーユー
☆☆ ・元々、ある番組に応募しようと、「誕生日の歌」の起源を知りたくて、インターネットで検索したら出てきた本です。
 きっかけは、ともかく、
今、我々の従っている行事や常識が、いかに宗教や、それに関わる人に都合の良い様に作られてきたかという事を、痛いほど知ることができます。
 この事から、さらに、
常識というのは,時代毎に、人によって変えられていく不安定なものと再確認する事ができました。・・・暗い話ばかりでは無いので、物事の”始まり”を知りたい方には、とっても良い本ですよ。

☆心と幸福の科学 スティーブン・ブラウン著
原書房
☆+ ・「うつの不思議を解き明かす」というサブタイトルの本です。うつの経験者が書かれている様で、うつの症状や、その原因−脳との関わり(結局は、未だ未知の部分が殆ど)、製薬会社の、効うつ薬の開発の裏舞台等が書かれています。字が小さく、なかなかリズムに乗りづらいのですが、後半は、自然と人間の関わりなど、新たな知識を与えてくれました。

☆恋愛できない男達 速水由紀子著
大和書房
☆☆ ・これは、男性にとって、かなり怖い本です。始めの部分は、「現在の男」に対して、まるで、元政治家の田島陽子さんの様に、男社会への批判や、最近の年長者の援交、ロリコン、マザコン、を捕まえての批判と・・・途中まで「男嫌い」の方が不満を吐き出しているのか?とも思いましたが(納得してしまう自分も怖い)、後半は、落ち着いてきて(?)自分の感情を殺して、涙のかれた女性の事等に触れていて、女性の大変さを痛感しました。

・わたしをコントロールしないで リチャード J ステナック博士・白川貴子 訳  ☆☆+ ・対象:これから夫婦生活を始める人、全ての夫婦に対して、20年間のセラピストの証言を元に、「ご自分が管理されているのでは?」という思いの有無を切り口として書かれた本。
・誰でも、
他の人を思い通りに出来たらという欲望があるようですが、された方は、たまったものではなく、人生を生きる意味が分からないようにまでなるようです。自分が相手にとって、そういう態度を取っていなかったか、とても教訓になった本でした
・ちなみに、
他人を変えることは出来ないとあります。これも心に響きました。
・仏の上司になれますか 金平敬之助著 PHP出版 ☆☆+ ・昔ながらの、鬼上司。短期間で成果を出す事は出来る可能性はあるが、長期的に考えた場合、部下のいきがい、やりがいを奪い取り、後進が進まないという、デメリットが最近、明らかになってきた様です。私の認識と合ってて、ほっとした一冊です。
・バカの壁 養老孟司著新潮社出版 ☆☆ ・みんなが、いいよ〜という本。私の興味は「バカってなんだと、おっしゃっているのか」に興味があり、図書館で借りました。待ちがすごかったです。「バカ」とは、自然にしてれば、作る必要の無い、「乗り越えるのが困難そうな壁」を自らの価値観とか、心がけで作る人、悩んでいる人を指し、そう言う人の傾向が書かれた本だと思っています。(間違ってたら、ごめんなさい)
・御客様の心をくすぐる接客術 藍原氏   すばる舎 ☆☆ 人間関係について、勉強したくて借りてきた本です。接客業の為に書かれた本ですが、マナーの再確認など、とても役に立つ情報が満載でした。友達ができないとお悩みの方にも、お勧めかもしれません。
・ぷちうつが消える、12の魔法のカード 遠野ふゆき著 講談社 ☆☆+ 女将のプレゼントです。12枚のカードが同封されていて、表、裏があります。表には、うつ系の考える傾向についての内容、裏には、その解釈によっては、悩まなくて良いと言う例が書かれています。私は前向きに生きられないとか、マイナス思考の方にお勧めです。
考え方や、切り口一つで、物事、こういう風に180度違った解釈ができるとか、ある種の「勘違い」や「物忘れ」が、マイナス思考の原因である事がわかりました。
・ツキを呼び込む「論語」の成功法則 植西 聡著
(うえにし あきら著)
成美文庫
☆☆+ ・実は、ここ1年、本を買うのを止めています。(家のスペース上の関係で)で、多分、最後に買ったのがこの本だと思います。一度は耳にした事がある「論語」・・・今私達は、心の風邪とかが障害になって、それを乗り越えながら毎日を生きているだけで必至なのですが、昔の人「人間として、人格的に頂点を極める事」を目指していて、その経験から、ことわざや、教訓を残されております。この本も、孔子という方の残された、「おおっ」と思える言葉現在に生きる人の状況に当てはめて優しく解釈しています。いきなり、大きな山が、でも、とっても素晴らしい、登る価値のある山が出現した感じです。
・チーズは何処へ消えた? スペンサー・ジョンソン著

門田美鈴訳
 ☆☆ 物語風で、とっても分かりやすく読めると思います。人間と動物の違い、人間の本性、挑戦しない場合のメリット、デメリット、挑戦する事のメリット、デメリットが、身近な事を、改めて「結果」として気づかせてくれます。「この地球には、”発見してもらう”のを待っている何かがある。・・・貴方に」というフレーズは、ちょっとドキッとすると、同時に、見つけてみたい衝動に駆られました。話の前後にこの話の「素晴らしさ」を討論した話が載っているのですが、何となく、アメリカ人らしい感じで、「くすぐったい」感じでなじめませんでした。
・人生ノート 美和明宏著
PARCO出版
 ☆☆+ ・先に読んだ、「正負の法則」より以前に書かれた本です。この本で、人間は、何故に「立派な、気品のある、文化人を目指す事が多いのか」という事が理解できました。それに、我々は、平等に近い立場ではありますが、その自体には、経験に伴う、レベル差もあることが書かれています。逆に、ある程度のレベルに達した魂を持った人が、後世に、アドバイスやメッセージを残せるように、我々にある種の「教え」を与えてくれる事も理解できました。変な宗教本では、無く身近な話題とその原因、理由を分かりやすく書いた本ですよ。
・人はなぜ、生まれ、いかに生きるか 江原 啓之著
ハート出版
☆☆☆ ・美輪さんの本と、とても共通項の多い本で、私の今までの疑問
 ・・・例えば、宗教は、なぜ沢山の種類があるのか?とか、この世の不思議な現象と、この世の関係を、分かり易く書いております。
 
私達の人生への考え方も、全く違った視点で述べられています。
・信じる事が出来れば、とても力強いメッセージとなると思います。
・スピリッチュアル子育て 江原 啓之著
三笠書房
☆☆☆ ・江原氏は、ご自身が、ある世界と、この世の架け橋となるべく、メッセージを書かれていますが、幾つかのテーマ毎で出版されています。

 ・この本は
、「子育て」をテーマに書かれています。私達は、何故、子供を授かるのか、教育で心がけるべき点とは?等、子育てノイローゼになられたお母さんに、そしてお父さんに是非、読んでいただきたい本です。
そとみ&れい子の桶谷式母乳育児
桶谷れい子著
鳳鳴堂書店
☆+ <良い点>子育ての原点に向かって、「バイブル」的に引っ張ってくれるところ昔からの教えで、「人間の都合」で忘れ去られた「あるべき姿」を考えさせてくれる点
<良くない点>母乳で育たない子=健全でない、母乳で育てなれないお母さんは落第者と感じさせる、「厳しさ」「残酷さ」がある点。また、母乳の効果について、「・・・の傾向がある」と、今ひとつ、具体性に欠ける点。
・・・情報源として読み、この本どおりにならないと、「失格」と
自分で烙印を押さない覚悟が必要だと思います。
子どもが危ない!
江原 啓文
集英社
☆☆☆ ・物質信仰世代が親になった時代の”心への”デメリットを示しながら、今の時代の「非人道的な」事件の数々の原因を検証しつつ、そんな世の中で、私達は、どう考え、生きれば良いのかの提案がされています。
元気をつくる「吉本流コーチング」 大谷 由里子
ディスカバー
☆☆☆ ・元、吉本興業のマネージャーさんであり、その知識を生かした人材開発業の社長さんの書かれた本です。「人を認めて、引き出して、応援する」という技術に加え、著者自身の「超ポジティブシンキング」に轢きつけられます。
カウンセラーのコーチング術 市毛 恵子
PHP研究所
☆☆ ・カウンセラーの立場で相手の言葉の”聞き方”に重点を置かれて、コーチング(相手の中の答えを引き出す)を解説されています。仕事面の視点というより、生き方に重点を当てています。
・考え方はわかりますが、
具体的例が少ないのが残念
コーチングが人を活かす 鈴木 義幸
ディスカバー
☆☆☆ ・数々の経験の中から、「相手の中から答を引きだす、安心感と自信を与える、未来への夢を抱かせる、新しい視点を与える、自発的な行動を促す」などのコーチングの秘訣を紹介されています。実例があり、わかりやすいです。
勝つ人財」になるセルフコーチング38 伊東 明
扶桑社
☆☆+ 仕事面・・・特に、上司、部下の立場での「うまく物事を進める秘訣」が、心理的手法 心理学的テクニックを用いて説明されています。
 <更新日記:5月2日 更新分>
 
コーチング関係の本を追加しました。
 桶屋式 母乳育児、江原 啓之さんの本を追加しました。
 ・ 本の中の言葉は、”心について” ”ためになる言葉”にも、幾つか追加してあります。 
署名 著者 自己
満足度
御勧め内容、コメント等
・他人をほめる人、けなす人 Francesco Alberoni
(大久保
昭男訳)
☆☆ 他人の行動の理由が書かれており、「あの人がこういう事をするのは、*****の理由があったからなのね」といった感じで、良かれ、悪かれ相手を理解するのに役立つと思います。また、著者がイタリア人(アメリカ人と先回まで書いてましたが・・・訂正です)の為、日本人の見方とちょっと違った切り口で書かれている点も楽しめると思いますよ。
ああ、正負の
法則
美輪 明宏 ☆☆☆ …納得!と言う感じです。生きがいを失っている方の悩みが一度で吹っ飛んでしまうような、事実に裏付けされた法則に「うんうん」と感じてしまいました。図書館でも大人気で、予約しないと借りれない状態です。
・日本の名随筆集−感動編 佐野洋子
編集
☆☆ ・時代的にかなり昔の内容なのに、心を動かす要因、要素は、今となんら変わり無いということが確認できました。敬語が使われている作品が多く、(なかなか勉強しにくい)敬語の勉強になります。(追加)作者は志賀直哉を始めとして、文学音痴の私でも知っている方々が出てきます。
日本の名随筆集−夫婦編 秋山ちえ子編集 ☆☆ ・夫婦が長続きする秘訣について学べました。私は、未だ結婚3年目ですが、登場する夫婦は連れ合い40年以上等で大先輩の御言葉として学ばせていただきました。キーワードは”合意””納得””ほどほど”でしょうか。
「どんなピンチも
切り抜けられる
言い訳
オンパレード」
:ジャンヌ
マルチネ著
/KKベスト
セラーズ
☆☆ ・人生、生きていれば、人付き合いが、増えるものですが、それによってのデメリットも、当然生じます。この本は、本来なら、まっとうに、真面目にしなくてはいけない人付き合いについて、「相手の心を傷つけない」というテーマの基に、うまい「かわし方」を紹介しています。
・・・簡単に言えば、うまい、断り方とでもいいましょうか。でもこの本の内容を実行すれば、精神的にかなり楽になり、その分余った心の余裕を他に回せるというメリットがあります。
すべては単純
にうまく行く
ローターコ ザイバート
他、小川捷子訳
☆☆ ・ドイツ人著者の本。かつて呼んだ事のある気がする、ためになる事が「シンプル化」のコンセプトの元に、人生を豊かにするためにすべきことを、物、お金,時間、健康、人間関係、パートナー、自分自身に分けて書かれています。特に心理面を重視してッ枯れているので、ストレスを感じている人に、それを減らすお手伝いになる本かと思います。(参考:父の日に妻方の父へこの本を贈りました)
悩まなくて
良い本
三輪 明宏 ☆☆☆ ・法華経の教えを元に、様様な年代の人の悩みへのアドバイス集。宗教感は薄く、とても分かり易い点が良いと思います。
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私たちのトライ&エラー!〜 Our Tries and Errors 〜



 お勧めの本
データ-ベース
 結婚してから、女将の影響で本を読むようになりました。いつも図書館で借りていますが、
その中で”心の満足度”が高かった内容を紹介致します。