神棚はなぜあるか・・・神道について | |
・神道に ついて |
・私達の存在、分化、自然環境などの営みの様に、人間の能力では及ばないような現象を、霊によるもの、神が宿っているとされて来ました。 |
・私達がここに存在するのは、祖先や先人達から受け継がれてきた遺産の恩恵によるもので、この恩恵に報いる為、祖先や先人達の源である、祖先の霊をまつり、崇拝し、それを神としている。 一般家庭では、その、感謝や崇拝の心を示す場所が神棚となります。 |
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・特徴(他の宗教との違い) | ・経典を持たない、布教活動をしない。教祖も存在しない。これは、神道自体が、日本民族の中から自然に発生した神観念と、それに伴う祭祀儀礼もよって始まった為。 |
・神道の”信頼の和” | ・神の恩恵→万物創世→人々の繁栄と幸福→神への感謝(祭)→万物の蘇生(復活、生成) →遺産の伝承→神の恩恵による…とつながることです。 |
・神道の心がけの一つ | ・時所位:@時=最適な時に、(貢献先に)好まれる機会に A自分のなすすべき役割を担って誠心誠意、努力しB 自分の立場で目的を達成する |
日本の良き習慣を思い出しましょう! | |
・余韻・余情にひたる、 ひたっていただく | ・何かしていただいて、感動したり、共感した場合は、手紙やメールにその思いを載せて相手に贈るようにしましょう。その事で、相手、自分の間でそれぞれの思いに浸る事ができます。 (電話では、後まで残らないので、出来るだけお手紙が良いでしょう) |
・他人様 | ・昔は,他人の事を他人様と言って、敬ったものです。相手の常識や、価値観を尊重する、自分の考えを押し付けない為の、社交上のマナーと言えます。 |
・気づき、気づかれる関係 | ・今は、他人に頼らず、自分の意思を明確に示す、「欧米」型のスタイルが、主流の様です。 しかし、それが故に、相手の事に「気が付いてあげる」という優しさ、思いやり、敏感さも、 同時に忘れ去られた気がします。自分に厳しい分、相手にも厳しい・・・。それより、 自分には厳しくても良いから、他人には、優しい方が、気分的にはすっきりすると思いたいのですが。 |
日本人の心の原点 | 良いと、されること | 良くない事、さける事 | ||
今も残る習慣 | 今も残る習慣 | |||
□ 共存・繁栄: 自然界で、生命をもつもの 全てが共に幸せであること |
・共存、繁栄に、 大衆を導く事 |
・組長、市長村長に なって、地域の為に 尽くす事 |
・私欲だけを満たそうとする事、傲慢、独占 | ・公務に勤める人の汚職、独裁 |
□ 神人共働 : 自然に生きるものと、神様が、一緒に楽しみ、共存すること |
・楽しみを、自分以外のものと共有する事 |
・祭り・・・正月、春・夏・秋のお祭り |
・神、自然の存在を見くびること、無視・軽視 する事 |
・傲慢な態度、自分、家族だけの幸せを願う事 |
□ 敬う: 自分の能力を超えるものに、敬意を払う事 |
・優れている事に対して仮に、、科学で解明されない事にも、敬う事 |
・感謝祭 ・犬神様( 犬は人間より速く走れる事から) | ・お金や、科学で、すべてが征服できると思うこと | 科学信仰 |
□ 産霊(むすひ): 全ての自然界に生きるものの、生命力を高める事、喜びを与える事 |
・笑い、創造、愛する事= みんなの幸福につながる事を実践すること。 「ハレ」(当たり前でない環境、より良い事)を産む事。 |
・文化、工業、農業、エンターテイメント | ・生命力をなくす事、楽しくない事、悲しみ、タブー、禁忌 | 戦争、自然破壊、「汚い」が付く言葉 |
□ 精一杯頑張れば、神がサポートしてくれるという、安心感 |
・精一杯努力する事。達成できたら、いろんなもの(家族、友人、他人様、祖先、神等)の協力に感謝する事 |
・おみくじでのお告げ ・予知夢 ・夢でアイディアを得る、ひらめき |
・何の努力をしなくても、願い事がかなうと思うこと |
・他力本願 |
□ 許す、寛大な心を持つ事・・・ 人々の良心に、全幅の信頼を置く事 |
・自分の良心に正直な行動 | ・正直さ | ・自分の良心に恥じる 行為。 |
・・・誰も見ていないのでいいだろう・・・という心 |
□ ひとり、一人が、自分で考え、 自分の良心・神にかなう行動をする事 |
・自ら、決めて、計画して実行する事 | ・自己啓発 | ・他人に頼ること、自分で考えない事 | ・依存すること |
□ 罪を許す: 罪を犯した人は、「気が枯れた・・・病気のように、何かに取り付かれた」のであって、本来、罪を好む人は居ないという考え | ・社会復帰をした罪人を温かく迎える事、(迎えられた人は)その事に感謝する事 | ・社会復帰、恩返し、罪滅ぼし | ・(許してくれた人々)の気持ちを裏切ること | ・(もししたら・・・)村八分 |
□自己浄化: 自分で反省し、自分の罪(穢れ(けがれ))を再発しないように、心に誓う事 |
・反省、再発防止 | ・御祓い | ・自己嫌悪のみで、発展の無い状態 | ・依存すること |
□ 当たり前(ケ)という気持ちを捨てて、あらゆることが順調に進む事に感謝する事 | ・恩返し、感謝する気持ち | ・感謝祭、お宮参り(出産報告)、七五三・・・ハレは、晴れの日、 晴れ着のハレ |
・何事も、当たり前(ケ)だと思うこと。 | ・科学万能論 |
□ 進化すること・・・状況に合わせて、”共存、繁栄できる、幸せになる”柔軟さを持つ事 | ・他のものとの接触、良い点を受け入れる柔軟な気持ちを持つ事。 否定しない事 | ・日本のクリスマス、道教、儒教、仏教との共存 | ・安定した状態(ケ)に固執し、最後に退化していく事。否定する事。 | ・銀行経営、批判者(問題提起で終わる人) |
言葉の起源 | タブー、汚いとされる事 | |
目 | 心が出る、移る場所 | 卑し心⇒卑しい目になる |
言葉 | 心の葉・・・”心の出入り口”から発するもの。 相手の心を振るわせるもの |
相手の心を傷つける言葉 |